筆跡鑑定と印章鑑定の研究用試料の作成:299回目

筆跡試料作成2024

おはようございます。
本日の横浜は早朝から快晴で夜明け前は月や星がきれいに見えました。現在は青く澄み渡った空とまぶしい日差しの中にいますが先日ほどの寒さは感じられません。

筆跡鑑定と印章鑑定の研究用試料の作成も年内最後となりまして通算で299回目となりました。新年1月1日には300回の大台に入りますが、時がたつにつれ「印影が押印された年代を確認する手段がありませんか。」や「筆跡のインクの乾き具合からその当時に書いたものか分かりませんか。」といった御相談を多くいただくようになりまして、未だ筆跡鑑定や印章鑑定の研究用試料の作成段階であることをもどかしく思います。
この研究は一応の目安として10年分の研究用試料ができたところで水分量や油分量などの検査を行い、経年による変化の有無やその度合いを数値化して筆跡鑑定や印章鑑定に役立てることを目的としておりますが、徒労に終わる可能性もあり人任せにもできないので鑑定人田村が直接行っています。
予定では2026年夏に一区切りとなる10年目を迎えますので、そのときに備えて来年から計測機器などの購入検討を行う予定ですが、AIの助けを借りながら進めていきたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。
新しい年も、あなたと私に良い風が吹きますように。