週刊金曜日に掲載されました
種田山頭火が亡くなる直前まで執筆していたとされる日記の,最後の数日間について,筆跡鑑定の御依頼をいただき2020年に実施いたしましたが,その時の筆跡鑑定の内容や鑑定結果が「週刊金曜日 2021年11月5日(1352号)」の記事として掲載されました(46~48頁)。
種田山頭火研究家・古川富章様からの筆跡鑑定依頼でしたが,種田山頭火の書とされていた贋作部分を発見する一端を担えたようで,筆跡鑑定人としてお役に立てたようで何よりです。
※本来であれば依頼人情報や鑑定内容,鑑定結果が表に出ることがありませんが,本案件は週間金曜日の記事になっていますので例外とさせていただきました。
(2022年5月21日追記)
春陽堂書店から新たに刊行された『新編 山頭火全集』(全八巻)では,上記記事でも紹介された種田山頭火最後の日記とされる「一草庵日記」から,弊所の筆跡鑑定により偽筆が明らかとなった部分が削除されました。
種田山頭火ファンの方をはじめ,研究者や教育者の方々に種田山頭火の作品が純粋な状態で手渡されることになり本当に良かったと思います。