筆跡を変える
筆跡を変える方法
筆跡を変える方法を教えてください。
こういうご相談を受けることがあります。
よくもまあ,筆跡鑑定人にそういう質問をしてくるなぁ。と思いつつも,まじめに受け答えしている自分の性格を後ろめたく思うことがありますが,今回は悪意のない筆跡の変え方についてレクチャーいたします。
筆跡を変えて運勢を変える
筆跡を変えるところ1:偏と旁を離す
「村」字や「林」字を書いてみたときに,偏と旁の間隔が狭い人は金運があまりよろしくありません。偏と旁の間を「気宇(きう)」と呼びますが,この間を金運が流れているそうなので,気宇を広く書くように筆跡を変えてみます。慣れないと離して書くことが難しいので練習が必要です。
筆跡を変えるところ2:大きくはねる
「子」字や「成」字などを書いてみたときに,「はね」が少ない人は責任感が少ないと思われてしまいます。結果として重要な仕事を任される機会が減り出世に障害となります。「はね」がある文字は大きくはねるように書くと,出世の機会に恵まれるかも知れません。
筆跡を変えるところ3:大きくはらう
「大」字や「木」字などを書いてみたときに,「はらい」が小さいと消極的な人物に見られるそうです。胸を張り華やかな雰囲気を醸し出すためには「はらい」を大きく書くようにします。実際に書いてみるとわかりますが,一つの文字にかかる時間が増えるので「こだわり」が増すのかもしれません。一度きりの人生ですから,こだわって生きたいものです。
筆跡を変えるところ4:丸みを持たせる
「田」字や「国」字を書いてみたときに,角々が角張っている人は,一見するととっつきにくい印象を持たれるようです。人に囲まれた生活を送りたい人には不向きな印象ですから,角々に丸みを持たせて印象を変えましょう。ついでに直線部分も湾曲させると効果が上がるかも知れません。
筆跡を変えるところ5:口(くち)を大きくする
「口」が含まれる漢字を書いてみたときに,「口」が小さいと品がよく見えますがおとなしい印象を持たれることもあるようです。バリバリと働くイメージを持たせたいなら「口」が含まれる漢字の「口」を大きくしてみましょう。バランスを崩さないように書けるようになるためには練習が必要ですが,うまくいくと自信が持てるようになります。
筆跡を変えるところ6:末広がりに書く
「岡」字や「南」字などを書いてみたときに,「冂」が下の方に向かってすぼむ人は発展運が低いそうです。昔から「末広がり」は自分の運勢や家運の発展を意味しますので,「冂」を末広がりになるように書いてみましょう。うまく書けたときは威風堂々たる気持ちになります。
筆跡を変えるところ7:間隔をそろえる
「三」字や「寿」字などを書いてみたときに,横画が不ぞろいだとあまりきれいには見えません。それどころか情緒不安定という印象を与えかねませんので,横画の間隔をそろえて精神が安定している印象を与えるようにしましょう。練習は必要ですが,横画がない文字は少ないので練習量には事欠きません。うまく書けるようになると文字の執筆を制御できているという自信にもつながります。
筆跡を変えるところ8:筆圧を強くする
筆圧が弱い人は,よく言えば「優しい」・「柔らかい」というイメージが浮かびますが,体力がないような印象を与えることから,病弱や高齢であるイメージを持たれてしまうこともあるでしょう。そうしたイメージを払拭したいときは筆圧を強くしっかりと書くようにします。気を付けることは,筆圧が強すぎると手の震えが文字に伝わり筆跡がおかしくなりますので,手の震えがある人のようになりますから,力に入れ具合はほどほどにしましょう。何事もバランスが大切です。
この他にもいろいろとありますので,いずれまたお知らせしたいと思います。
通算144回目の筆跡試料の作成
筆跡鑑定と印章鑑定の研究用試料の作成も,丸4年が経過しました。
2016年と本年でオリンピックイヤーを2回経験したことになりますが,この4年間は複数の震災や水害があり,平成天皇の退位と令和天皇の即位に伴い元号が平成から令和に変わり,消費税が8%から10%に変わるなど世の中が大きく変化し,人の心も変化したように思います。
次回から5周目となりますが毎回変わることなく継続できるよう心掛けたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次のブログ更新まで,あなたと私に良い風が吹きますように。