筆跡鑑定と印章鑑定の研究用試料の作成:252回目
おはようございます。
今日の横浜は朝から良く晴れていてまぶしい日差しが降り注いでいます。空の高いところにうっすらとした雲が見えますが,日差しを遮るようなものではなく,気温は未だ高いままですが秋めいてきていることを感じます。
関東大震災から100年目の節目を迎えます。
私は小中学生のころ祖母から震災当日の話を聞くことがありまして,当時中学生だった祖母は横浜の沿岸地域に暮らしていて,当日は昼前に学校が終わり,自宅に帰ると縁側で昼寝をしていたそうですが,突然の激しい揺れに遭い縁側から転げ落ち,自宅は丘の上にあったそうですが,家の前にある坂道をそのまま転げ落ちてしまったそうです。揺れが収まり,大したけがもなく無事だったようですが,すぐに竹やぶに逃げるように言われて地元の人たちと竹林に逃げ込み,次の日の明け方まで過ごしたそうです。余震がひどく,あちこちで火災もあって大変な思いをしたそうですが,しばらくして太平洋戦争を今度は妻や母の立場で体験しているので震災の記憶はあまり残っていないとのことでした。
こうして文章にすることは容易いことですが,震災当時に祖母の身に何かあれば自分たちは存在しなかったかもしれないので,祖母の話を思い出しながら今こうしている自分をなんだか尊い存在のように思えてきます。
そしてそれは誰にでもいえることなんだろうと再認識させられるのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次のブログ更新まで,あなたと私に良い風が吹きますように。