筆跡鑑定で子供を守る
筆跡試料の作成-70回目
最近,星が見える日には,火星が良く見えるなぁと思っていたのですが,15年ぶりに地球と火星が接近しているのだとか。ニュースの良い点は,本来,科学的見識がないと知りえない事柄をわかりやすく伝えてくれるところですね。次の接近は17年後になるようです。
子供にかけられた嫌疑を筆跡鑑定で払拭する
当研究所では,お子様がいじめの被害に遭われたというお客様から,いじめの加害者を特定するため,筆跡鑑定の御依頼をいただくことがしばしばあります。
近年のいじめは,報道で大きく取りざたされるようになるにつれ,保護者の目が届かない学校外で行われたり,周囲に気づかれないように行われたりすることが多く,目撃者がいないため,以前のように児童や生徒からの証言を得ることができないので,筆跡鑑定や指紋鑑定など,大掛かりなことが必要になるという背景があります。
あいまいな私見から,いじめの加害者に
中には「近くにいた」「見かけた」などという目撃情報や,「仲が悪かった」「嫌っていた」などという第三者の推察など,あいまいな私見からいじめ加害者の濡れ衣を着せられる子供もいます。
子供は反論できない
大人と違い,子供は「やってない」としか言えないことが多く,大人から厳しい口調で問いただされると,反論の方法を知らないため,多くのお子様は黙りこんでしまい,擁護する大人がいても口を閉ざしたままになってしまうことがあるので,ますます疑いが深くなるという負のスパイラルに陥ります。
また,保護者の方も当事者になりますので,冷静さを欠くことが多くなるため,客観的に判断できる筆跡鑑定が必要になります。
筆跡鑑定で,濡れ衣を払拭する
悪いことはしていないのに「いじめの加害者」というレッテルが貼られたお子様を,そのままにしておいてはいけません。なぜなら,進級や進学をしても誤ったレッテルはついて回るからです。
弊所ではこれまで,そうした状況に置かれたお子様をもつ保護者の方から,筆跡鑑定のご依頼を受け賜わり,お子様の尊厳を取り戻すお手伝いをしてきました。
また,いじめ以外では,壁や机などの落書きの筆跡鑑定を受け賜わることもありますが,いたずらでも濡れ衣を着せられることは同じこと。筆跡鑑定は被疑者を割り出すことも,濡れ衣を払拭することにも,どちらにも有効な手段なのです。
いただきものの胡蝶蘭です。おかげさまで弊所の玄関を初めて胡蝶蘭で飾ることができました。
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